従業員の入社や退職に伴う、大量のSaaSアカウント発行・削除作業。とくに4月の入社シーズンや急な退職者が出た際に、その対応に追われていませんか?
そのような課題は、多くの情報システム部門や総務部門の担当者が抱える共通の悩みです。手作業でのアカウント管理は、抜け漏れによるセキュリティリスクと、担当者の膨大な業務負荷という二重の苦しみを生み出します。
もし、この面倒なアカウント管理を「指定した日時に」「自動で」完了させられるとしたら、どうでしょうか?
本記事では、SaaS管理ツール「dxeco(デクセコ)」が提供する「アカウント作成・削除の予約実行機能」に焦点を当て、入退社対応の工数を大幅に削減し、セキュリティを強化する具体的な方法を解説します。
この記事を読めば、面倒な手作業から解放され、より戦略的な業務に集中するための第一歩を踏み出すことができます。
まず、多くの企業が直面しているアカウント管理の典型的な課題を3つ見ていきましょう。皆さんにとっても「あるある」と感じることが多いのではないでしょうか。
退職した従業員のアカウントが削除されないまま放置されてしまう、いわゆる「ゾンビアカウント」。これは、企業にとって非常に大きなセキュリティリスクです。元従業員が悪意を持ってアクセスするケースだけでなく、退職者のアカウントが第三者に乗っ取られ、情報漏洩や不正アクセスの踏み台にされるおそれもあります。
手動での削除作業は、担当者の多忙さや引き継ぎの不備などから、どうしても抜け漏れが発生しがちです。「いつかインシデントが起きるのではないか…」という見えない不安を常に抱えている担当者も少なくありません。
入社日当日、期待に胸を膨らませて出社した新入社員。しかし、業務に必要なSaaSアカウントがまだ発行されておらず、PCの前で手持ち無沙汰に…。こんな光景は、新入社員のモチベーションを下げ、会社に対するエンゲージメントを低下させる一因にもなります。
とくに、新卒社員が一斉に入社する4月などは、情報システム・総務部門にアカウント発行依頼が殺到します。その結果、対応が遅れ、現場の業務開始に支障をきたし、組織全体の生産性を妨げることにつながってしまうのです。
従業員一人が入退社するたびに、利用しているすべてのSaaSの管理画面にそれぞれログインし、アカウントを作成したり削除したり…。この一連の作業は、非常に手間がかかり、担当者の貴重な時間を奪っていきます。
ときには、セキュリティポリシー上「退職日の深夜にアカウントを削除する」といった運用が求められることもあり、担当者が深夜や休日に対応せざるを得ないケースも発生します。このような非効率な手作業が、担当者の疲弊と時間外労働の原因となっているのです。
先ほどあげたような根深い課題は、dxecoの「アカウント作成・削除の予約実行機能」を活用することで、まとめて解決できます。この機能がもたらす3つの大きなメリットをご紹介します。
最大のメリットは、アカウントの作成や削除といったアクションを、あらかじめスケジュール予約できることです。例えば、「退職日の翌日AM1:00に、関連するアカウントを自動で削除する」といった設定が可能です。
一度予約してしまえば、あとはdxecoが指定した日時に自動で処理を実行します。これにより、人的ミスや対応の抜け漏れを完全に撲滅し、ゾンビアカウントに起因するセキュリティリスクを根本から断ち切ることができます。
これまで手作業で行っていた繰り返しのアカウント管理業務から解放されることで、担当者は多くの時間を創出できます。
捻出できた時間は、社内のDX推進、IT戦略の立案、新たなツール導入の検討など、より付加価値の高いコア業務に充てることが可能になります。面倒なルーチンワークをdxecoに任せ、人は人でなければできない創造的な仕事に集中できる環境を実現しましょう。
「入社日のAM9:00にアカウントを自動作成」と予約設定しておけば、新入社員は出社と同時に必要なツールをすべて利用できる状態で業務をスタートできます。
入社初日からスムーズに業務環境が整っていることは、新入社員にポジティブな印象を与え、従業員体験(EX)の向上に直接つながります。これは、早期離職を防ぎ、新しい仲間がすぐに組織に馴染むための重要なサポートと言えるでしょう。
では、ここからはdxecoの管理画面を使いながら、アカウント処理を予約する代表的な2つのパターンを解説します。どちらも数ステップの簡単な操作で完了します。
入社や退職に伴うタスクを新規で作成する際に、あらかじめアカウント処理の実行日時を予約しておく最も基本的な方法です。
まず、タスク作成画面で、対象となるメンバーや契約などの必須項目を入力します。次に、画面下部にある 「アカウント作成/削除の予約実行設定」 のトグルをクリックして「実行を予約する」を選択します。

実行したい日時を設定し、「OK」ボタンをクリックします。このスケジュールは、このタスクに含まれるすべてのアクションに一括で適用されます。

タスク作成後、自動で開く 「アカウント作成/削除の予約実行ダイアログ」 で、各SaaSのアクションごとにスケジュールを個別に微調整することも可能です。調整後、「保存」をクリックして完了です。

すでに作成済みのタスクに対して、後からスケジュールの設定や変更を行いたい場合の手順です。例えば、退職日が変更になった際などに柔軟に対応できます。
スケジュールを変更したいタスクの詳細画面を開き、対象のアクション(例:「Google Workspaceのアカウント削除」など)の行にある 「日時変更」ボタン をクリックします。

スケジュール設定パネルが開くので、以下のいずれかの方法で日時を指定します。
カレンダーから実行したい未来の日時を直接選択します。

「メンバーの退職日」などを基準にして、「1日後のAM1:00」といった柔軟な設定が可能です。これにより、基準日が変わってもスケジュールが自動で再計算されます。

設定後、「OK」 をクリックすれば変更は完了です。
このように、dxecoを使えば直感的な操作で、アカウント管理の予約設定が完了します。
最後に、予約実行機能についてお客様からよくいただく質問とその回答をご紹介します。
A1. タスクが実行されない場合、いくつかの原因が考えられます。タスクアクションの行に表示される警告メッセージを確認し、以下の点についてチェックしてみてください。
・SaaS連携が未設定: dxecoと対象SaaSとのAPI連携が完了していない可能性があります。「連携」ボタンから設定を行ってください。
・実行に必要な情報が不足: アカウント作成・削除に必要な情報(ユーザーIDなど)が入力されていない可能性があります。「実行パラメータ設定」ボタンから情報を入力してください。
・実行日が過去になっている: 基準日(入社日など)が変更されたことで、計算後の実行日が過去の日付になっていませんか?スケジュールを未来の日時に再設定してください。
・基準日自体が未設定: メンバー情報などで、基準日として設定した日付(入社日や退職日など)が入力されているか確認してください。A2. 各タスクアクションの行に、現在のステータスが「未予約」「予約済み」「実行済み」のように表示されます。万が一、実行が失敗した場合は、失敗理由もあわせて表示されるため、迅速な原因究明と対応が可能です。A3. できません。予約日時は、必ず現在よりも未来の日時を指定していただく必要があります。本記事では、dxecoの「アカウント作成・削除の予約実行機能」を使い、入退社に伴うSaaSアカウント管理を自動化する具体的な手順とそのメリットを解説しました。
この機能を活用することで、退職者アカウントの削除漏れといったセキュリティリスクを防ぎ、担当者の業務負荷を大幅に削減することができます。さらに、新入社員がスムーズに業務を開始できる環境を整えることで、従業員体験の向上にも貢献します。
dxecoは、今回ご紹介したSaaSのアカウント管理自動化だけでなく、PCやスマートフォンなどのIT資産管理、シャドーITの検知まで、情報システム部門の業務を幅広くカバーするプラットフォームです。
「SaaS管理をもっと賢く、楽にしたい」「情シス業務の効率化とセキュリティ強化を両立したい」とお考えのご担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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